灯
by 銀時計
傷だらけの体で
なお進もうとする君
霞む目を凝らし
震える足を踏みしめ
その足掻き
血に塗れた手が
何の意味も為さないとしても
その叫びが
その呻きが
何の意味も持たないとしても
君は進むことを止めない
滅びへと向かう世界
いずれ原始の無に還る夢
その全てを抱えて
君は歩き続ける
それこそが君の誓い
君が守ると決めたもの
刹那に消える幻を
心から愛した
君の足跡
僕達の軌跡
意味などなくても構わない
確かにここにあるならば
だからこそ
君は輝く
何よりも美しく
そして気高く
君の往く道に幸あれ
全ての未来に祝福あれ
瞬く命の灯達
僕の誇り
僕の祈り
永遠に煌めく星々よ
【あとがき】
詩を書きました！
聖剣の名を負う曲なので、ちょっとアーサー王モチーフな感じにしてみました。なんだかFateっぽい雰囲気がにじみ出てるのはご容赦……
痛みを伴いながら、それでも真っ直ぐに前へ進む、楽曲からはそんな印象を受けました。清冽な意志というか。なので、そういうところも取り入れられたらなあと思って作りました。取り入れるというか前半そのまんまですが……
色んな世界を見せてくれるMiliの楽曲たちが大好きです。Hueで広がる新しい世界も、とても楽しみです！
また、今回素敵な企画をして下さった主催さま方にも、重ねてお礼申し上げます。ありがとうございます。
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